ずっと誰かに伝えたいことがあるような気がしながら生きている。それは生きるうえで大事なことのような気もするし、あの店のカツ丼がおいしかったみたいなどうでもいいことのような気もする。そもそもみんな誰かに何か伝えたいのかもしれない。今日はこんなことがあって楽しかった。こんなことがあって辛かった。そんなことを伝えてもどうにもならない。それでも何か伝えたい、いや伝えたくなってしまうものなのかもしれない。

自分は世界で最も幸せな人間だと思っている。冗談抜きで。世界で誰も手に届かないほど、ダブルスコア、いやトリプルスコア以上で世界のトップに君臨して、そろそろ殿堂入りしてもいいくらいだ。もちろん自分の中でだけ。でもみんなそう思っているはずだと思っている。それぞれが自分のことを世界一幸せな人間だと思っている。思い込んでいる。人間ってそういうもんだろうと思う。だからこそ自分が思っていることを伝えたところで他人はどうでもいいと思っているだろうし、何も響かないとも思う。

でもこうやって何かを書いているということは伝えたいことがあるのかもしれない。それは誰に?何のために?じっと考えてみる。それは過去の自分かもしれない。自分がそうやって自分を確立できるまである程度の時間を要した。そうなるまではいろんな人達の言葉に影響を受け、傷つき、救われた。そんな過去の自分に手紙を書くようにこうやって何かを伝えているのかもしれない。過去の自分に向けた言葉が誰かに響いたりもするかもしれない。でもそんな考え方は邪念だ。もっと純粋に言葉を紡いでいきたい。それが結果として過去の自分に似たような誰かに響くこともあるかもしれない。でも僕はその結果に関心はない。勝手に響いてくれ。

とりあえず伝えたいこととしては、こうやって自分が世界で一番幸せだと思えるようになる日が来るということだ。どんなに今が辛いように思えても、そう思える日が来る。それは必ずではないかもしれない。でも可能性は誰にも開かれている。それだけは確信して言える。未来は可能性の塊だ。未来があるかぎりその可能性は閉ざされていない。その可能性を信じてほしい。